利用者さん本人には穏やかに関われるのに、家族対応のあとだけ、どっと疲れる。そんな日があります。
家族にも不安があります。ただ、その不安を現場職員が一人で全部受け止め続ける必要はありません。
この記事の結論
家族対応がつらいときは、「説明不足」「期待のずれ」「過度な要求」「ハラスメントの可能性」を分けます。個人で抱えず、記録してチームと管理者に渡すことが大事です。
家族対応のしんどさは、こう出やすい
- 電話や面会のあと、しばらく気持ちが戻らない
- 「前はできていたのに」と責められるように感じる
- 説明しても納得されず、同じ話を何度もする
- 理不尽な要求や強い言葉を、担当者だけで受けている
家族の不安を理解することと、職員が傷つく言葉を我慢することは別です。
原因を分けて考える
- 情報のずれ: 介護計画、体調変化、できる支援の範囲が共有されていない
- 期待のずれ: 家族が望むことと施設でできることが違う
- 職場の仕組み: 担当者だけに電話や苦情が集まっている
- ハラスメント: 暴言、威圧、性的な言動、過度な要求が続く
今日すぐできること
- 対応日時、内容、言われた言葉、同席者を短く記録する
- 次回から一人で対応しないでよいケースを管理者に確認する
- 「事業所としての回答」に切り替える場面を決める
- 体調に影響が出ている場合は、勤務負荷として相談する
相談先・制度・選択肢
まず職場内で、管理者、ケアマネ、相談員、主任と共有します。個人対応ではなく、事業所として記録し、対応方針をそろえることが大切です。
暴言や威圧などが続く場合は、介護現場のハラスメント対策として扱えることがあります。職場で動かない場合は、労働相談窓口に相談する選択肢もあります。
よくある質問
家族の不安を受け止められない自分が悪いですか?
悪いと決めつけなくて大丈夫です。家族の不安と、職員の安全は両方大切です。
強い言葉を言われても介護職なら我慢するべきですか?
我慢だけで続けるものではありません。記録し、管理者へ共有し、複数人で対応する仕組みを確認します。
退職を考える前にできることはありますか?
一人対応をやめる、記録を残す、対応窓口を管理者に寄せるなど、職場で変えられることを先に確認します。