移乗介助のたびに腰が怖い。入浴介助のあと、帰り道でまっすぐ立てない。休んでも痛みが戻る。
腰痛は、介護職の「よくあること」で済ませていいものではありません。作業方法、人数、福祉用具、勤務配置の問題として見ます。
この記事の結論
腰痛が続くときは、痛みの強さだけでなく、どの介助で悪化するか、職場にリフトや福祉用具があるか、休めるか、配置を変えられるかを確認します。医療判断は専門家に相談する前提で、働き方も見直します。
腰痛のしんどさは、こう出やすい
- 移乗、排泄、入浴介助のあとに痛みが強くなる
- 夜勤明けや連勤後に、回復が追いつかない
- 腰をかばって、別の場所まで痛くなる
- 痛いと言うと迷惑をかける気がして言えない
腰痛は個人の努力だけで防ぐものではありません。職場の作業環境、人数、福祉用具、教育も関係します。
原因を分けて考える
- 作業: 中腰、抱え上げ、ひねり、長時間同じ姿勢
- 環境: ベッド高、浴室、狭い居室、福祉用具の不足
- 配置: 二人介助が必要な場面を一人で行っている
- 回復: 休みが取れない、夜勤や連勤で痛みが抜けない
今日すぐできること
- 痛みが強くなる介助を3つ書く
- 一人介助になっている場面を記録する
- リフト、スライディングボード、ベッド高調整など使える道具を確認する
- 痛みが続く場合は、医療機関や職場の相談先につなぐ
相談先・制度・選択肢
まず職場で、作業方法、二人介助、福祉用具、配置変更を相談します。痛みが続く場合は医療機関で状態を確認し、休む必要があるかも含めて専門家に相談します。
働き方としては、身体介助の比率が違う職場、デイサービス、見守り中心の業務、パート勤務などを比較します。体を壊す前に、働き方を軽くする道も選択肢です。
よくある質問
腰痛は介護職なら仕方ないですか?
仕方ないで終わらせないほうがいいです。厚生労働省も職場の腰痛予防対策を示しています。
痛いと言うと迷惑ですか?
迷惑ではありません。事故や長期離脱を防ぐためにも、早めに共有するほうが職場にとっても大事です。
転職を考える目安はありますか?
相談しても一人介助が変わらない、福祉用具が使えない、痛みが悪化している場合は、働き方を見直す材料になります。