夜勤専従・日勤専従・派遣、自分に合う働き方
「介護の仕事は好きなのに、今の働き方では体がもたない」。そう感じている人に、知っておいてほしいことがあります。介護の仕事には、夜勤専従、日勤専従、派遣と、いろいろな働き方があります。同じ介護でも、選び方しだいで、収入も、生活リズムも、体への負担も変わります。それぞれの特徴を、正直に見ていきます。
「日勤専従に変えてから、生活を立て直せた。夜勤中心のころは、家庭のほうがボロボロだった」
| 働き方 | 収入の傾向 | 生活リズム | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 夜勤専従 | 夜勤手当で確保しやすい | 昼夜が逆転しやすく、孤独感も出やすい | 夜型の生活が合う人 |
| 日勤専従 | 控えめになりやすい | 整いやすく、予定も立てやすい | 規則正しく働きたい人 |
| 派遣 | 時給は高めの傾向 | 勤務地・期間を選びやすい | 自律的に働きたい人 |
夜勤専従
夜勤だけを専門に担う働き方です。勤務日数が少なめでも、夜勤手当があるぶん、収入を確保しやすいのが特徴です。日中の時間を使いやすい一方、生活リズムは昼夜が逆になり、体への負担や孤独感は出やすくなります。夜型の生活が合う人、日中に用事を入れたい人に向いています。
日勤専従
日中の勤務だけで働くスタイルです。生活リズムが整いやすく、予定も立てやすい。子育てや家族の都合がある人にとっては、大きな安心になります。夜勤手当がないぶん収入は控えめになりますが、「規則正しく働きたい」を優先するなら、有力な選択肢です。
派遣
派遣会社に登録して働くスタイルです。時給が高めに設定されていることが多く、勤務地や期間を選びやすい。いろいろな現場を経験できるのも利点です。一方で、雇用の安定性や、ひとつの職場で人間関係を積み重ねていく面では、正社員とは違いがあります。
私も、働き方を変えました
看護師である私自身、働き方を変えた経験があります。長く、救急を中心とした病棟で働いてきましたが、今は、デイサービスと夜勤。体と心への負担は、以前の3割ほどになりました。
仕事そのものは、辞めていません。「働き方」を変えただけです。同じ資格、同じ職種でも、形を変えれば、長く続けられる。介護の仕事も、まったく同じです。
「正解」ではなく「今の自分に合うか」
どの働き方にも、良いところと、引き換えにするものがあります。大事なのは、世間的にどれが良いかではなく、「今の自分の体力、家庭の状況、大切にしたいこと」に合うかどうかです。
働き方は、ライフステージに合わせて変えていいものです。「介護の仕事はこういうもの」と、ひとつの形に自分を縛らないこと。合う形を選び直すことも、立派なキャリアの作り方です。
夜勤専従、日勤専従、派遣、パート、正社員——働き方の選択肢は思っているより多いです。私自身、病棟からデイサービスに移って体への負担を3割まで下げました。働き方を変えるのは、辞めることと同じではありません。
